今日は中川村に映画を観に行ってきました。
「A2-B- C」というタイトルで、日本在住のアメリカ人監督が、
福島を自分で歩いて取材したものが、一本の映画になっています。
音楽も説明も無しで、ただひたすら福島に暮らす人々の声をフィルムに収めています。
見て思ったのが、私たちにはこういった情報は来ないんだということ。
普段テレビは見ないので(健くん出演のものとフィギアスケート以外ね♡)
もしかしたら報道されてるのか?どうかわからないけど・・・。
福島に住む人々の話には、「不安」という言葉がたくさん出てきた。
見えない放射能に脅かされている。
「ただちには」健康被害はないから大丈夫と言われて、
ただちにって何?何か月後、何年後にはどうなるの?と。
とてもびっくりしたのが、子供たちが遊ぶ遊具で、
カメラに向かって子供たちが、滑り台に普通に近づいて指さしながら、
ここは放射能があるから遊べないのと言っている。
そして、除染作業をしている方たちが、かなり無防備な格好で作業をしているのにも驚いた。
一応マスクはしているけど、手も首も出ていて、雨どいなどの高放射線の箇所を清掃している。
子供がとんでもない鼻血が出て、病院に行って風邪と診察されているのに、
なぜか血液検査をされて、白血球の数値が下がっていることを知らされていたり、
多くの子供たちが甲状腺検査で、のう胞が見つかっていること。
そしてその子供が自分は「将来ガンになるかも」と言っている。
そいえば少し前に、美味しんぼの鼻血の描写が何やら良くないみたいなこと言われていたけど、
風評などでなく、実際に子供たちに起こっていることなんだよね。
テレビでも現実を逃避させるような番組を流すのでなく、
こういった生の声が流れたら良いのにと思う。
でも、大人の事情で流せないのよね。
この映画はたくさんの人が見たら良いと思う。
自分が何ができるのかは分からないし、
文明の利器を使っているから、原発反対!って叫ぶ資格は自分にはないと思うし、
だけど、きちんと本当のことを知ることは大事だと思う。
しかし、この映画での疑問点は、勝手に学校に入って取材をしていること。
先生と言い争いみたいになっていたけど、
いやいや大人なんだから、ちゃんと挨拶してから取材をしようよΣ(-∀-;)と思いました。
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