あまりの厚さに、びびってしばらく手を付けずに放置してました。
だって文庫なのに、厚さが3センチ超え・・・。
でも思い切って読んでみた。
始めはいろんな人物が出てくるし、いろんな事件が起こるし、なんのこっちゃ???な感じでしたが、
次第にそれらが繋がり、全てが明らかになった時、泣けました。
なんて切ない物語。
愛する人を守るため、手が他人の血にまみれても、なんでもやってのける。
心を無くした二人の人生。
「君のためなら、なんでもできる」なんてセリフは物語の中ではよくあるけれど
(私は言われたことないなあ~言われてみたいなあ)
そんな甘いセリフは一切なし!
全て行動で示すんですね。
面白いことに、中心となる二人の男女の視点からは、一切書かれていないのです。
全て第三者からの視点で書かれているのが、とても新鮮でした。
そして読み終わった後、町田君のナンバー百夜行を観ました。
これは町田君が自分で振付をしたものです。
物語の世界観が良く表現されていて、せつない感じが伝わってきます。
片手の赤い手袋も象徴的でした。
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