牡牛座満月に向けて~自分の価値を決める

11月4日の牡牛座満月に向けて、満ちていくこの時

現在、太陽と木星が蠍座にありますが

蠍座の領域の完成には、牡牛座の要素は必要不可欠なものとなります。

蠍座や牡牛座にに星を持つ方だけでなく、全ての人にあるそれぞれの宇宙に、この領域はあります。

(そこに星があると、よけいに学びがあったり発揮しどころがあるのだけど)

約半年前の牡牛座の新月から満月まで、自己価値や人との境界線、自分の才能、オリジナリティなどを、確認したり育てていくこと

特にこの満月に近くなるほど、フォーカスしやすくなってきます。

 

そういったものが気になったり、浮上してきた方も、いらっしゃるかもしれませんね。

自分を過小評価していたり、価値や才能がないと感じると、人のものに手を出そうとします。

自尊心が欠けている状態ですね。

 

自分の価値から逃げて、牡牛座の反対の星座である、蠍座のようにふるまうわけです。

ただ牡牛座の領域が完成していないと、中途半端な蠍座的ふるまいになります。

 

自分に無いと思ってしまうから、相手のエネルギーで自分を満たそうとします。

相手の才能をうらやんで欲したり

相手のモノに手を出したり

また自分を大きく見せようとして、相手を支配したり

自分を相手に明け渡して与えることで、満たされようとしたり・・・

 

牡牛座での自己価値や境界線を確立していることは、この約一年間の蠍座木星時代においては、とても重要になってきます。

 

なのでこの満月では、自分の価値を認めること

あなたの中にある輝き、才能に目を向けること

「ある」ことを信頼することを、意識すると良いと思います。

自分で自分の価値を決めることが大事ですね。

そうすることで自分を高めることができるし、本当に大切な人と大事なものを分かち合う、シェアすることができ、豊かさに繋がっていくのだと思います。

例えば占星術では、一人一人の才能や価値をホロスコープで見つけるこはできます。

ただそれを自分で受け止めず、「私にはそれはありません」と宣言してしまう方も、時にいらっしゃいます。

 

いくらあったとしても、自分で宣言すればないことになってしまいます。

 

全てが自由意志はあるしタイミングもあるのだけど、もったいないなあなんて内心思ってしまいます。

 

才能はないと自分では決めていても、本当はたくさんあります。

牡牛座満月に向けて、内にあるものに目を向けてみてはいかがでしょうか?

一人では見つけずらい時は、セッションにお越しいただくのも良いと思いますよ。

 

11月4日の満月過ぎには

5日は牡牛座南流星群

12日は牡牛座南流星群が極大です。

たくさんの祝福が舞い降りるようですね。

木星蠍座のスポットライトと土星の基盤

10月10日に木星が、天秤座から蠍座へ移動するということで、ここ最近は関連したことを書いていこうと思います。

木星は約1年間、ひとつの星座に滞在します。

なので12星座を一周するのに、約12年です。
(木星の動きにより、干支が作られたとも言われてますね)

木星が滞在する星座の影響は、私たち全員が受けとります。

これから蠍色の木星スポットライトが、皆に当たるイメージです。

 

けっこう流行するものにも影響があるんですよね。

例えば映画「君の名は。」

これはまさに木星の天秤座の要素って感じでした。

(ちなみに私は最近ようやく見て、感動しました)

 

木星は可能性を拡大する惑星です。

新しい経験から叡智を受け取り、社会の中で豊かさや可能性を表現していきます。

自分だけOKでなく、他者や世界にもOKとなっていくパワーです。

 

そして木星は全てに光を当てます。

チャレンジを促し、可能性を広げていきます。

そして見たくなかったもの、闇の部分へもスポットライトを当てていきます。

 

今までの天秤座にあった一年間は、人間関係やパートナーシップにスポットライトが当てられ、私たちにチャレンジを与えられました。

それでグーンと駆け上がったということもあるでしょうし、逆にきつい膿みだしのようなこともあったと思います。

 

さて、これからの蠍座色の木星スポットライトですが

蠍座は深く深く底へ潜っていく星座

深い闇の部分へも、光を当てていきます。

 

例えば性のこと、セクシュアリティのこと

欲望の取り扱い、お金や秘密のことなど

これは1人だけのものではなく、必ず他者とのシェアが入ってきます。

 

天秤座はお互いに向かいあい

照らし合うようなパートナーシップですが

蠍座ではお互いに溶け合い、そして新たな私に変容します。

とても濃い~です。

 

そして嘘はつけません。

これは特に自分が自分に嘘をつけない

正直に生きるしかなくなってくる

ということだと思います。

それでちょっと思い返してみてください。

 

土星が蠍座に滞在した期間の

2012年10月~2015年9月のこと。

(逆行もあったので、2014年12月~2015年6月は射手座でしたが)

 

土星は私たちの足元をしっかりさせ、基盤を作ります。

だからこそ木星で豊かに拡大していくという、対の様な働きもあります。

土星で畑を耕し、木星で枝葉が伸びるというイメージですね。

 

なので、土星が蠍座にあった時期に、しっかり自分の闇と向き合い、頑張ったならば、

これからの一年間は拡大発展していきますし

その時の宿題が残っていた場合は、また取り組むという感じです。

 

さてとっても濃い感じの蠍座、どのような一年になるのでしょうか?

私も土星蠍座の時を、もう一度振り返ってみようと思います。

 

今夜は中秋の名月ですね!

良い月が見られますよう照れ

 

冥王星の逆行が終了~それでも消えない光と共に

本日28日お昼頃、山羊座で上弦の月です。

同じく山羊座にある冥王星は、4月から始まった逆行を終了しました。

 

4月からの約5ヶ月間を振り返って、いかがでしたでしょうか?

冥王星は太陽系の一番端にあり、銀河との接続点です。

冥王星が人生の中で働く時、もう一度心と身体と魂を結びなおし、新たな生き方に変容していきます。

 

この地球にやってきた時に、約束してきた使命を思い出し、魂の望む生き方を創りあげていきます。

 

大きな変容となりますが、これまでの人生を

否定するようなものではなく

今までのことがあったからこそ、今の私がある

今までの経験を全て活かしていく力です。

 

使命とか魂の生き方というと現実生活や日常から、かけ離れるようなイメージもあるかもしれません。

もしかけ離れていたとしたら、それは使命でもないし、魂の生き方ではないと思います。

 

全てが日常にグラウンディングしていくものですね。

 

例えば、大切な家族や友人との時間を大切にしたり

洗濯を干すのも、お茶を入れるのも

全てが無意識ではなく、愛がこめられていくもの

 

冥王星は大きな愛を思いださせてくれて
そして全ての生活にこめられ

一瞬一瞬がかけがえのないものだと気付き

今を生きることに繋がっていきます。

 

だから、自分にとって無理をしていたことは、終わりになっていくし、

生き方が変わっていくこと

どう自分があるかなんだと思います。

 

この春から、なかなか思うように進まなかったり

心がボコボコになるようなこともあったり

自分の弱さを知ることもあったかもしれません。

 

だからこそ、自分の本当に大切にしたいことが見えるし

また立ちあがる時に、力強くなっている自分を発見します。

 

それでも消えなかった光を大切に、人生を再び創造していく時。

そして何かを付け足したり変えようとするのではなく、ありのままの私を表現していくのだと思います。

 

現在「留」となっている冥王星は、10月に順行に戻り

そして10月10日に木星はさそり座に入ります。

 

冥王星はさそり座の守護星です。

 

闇を見つめるほどに、力強く立ち上がり変容し新しくなっていく

光だけでは進めない

闇も光も全て受け止めて

自分にとって最高、最上を選び取っていく時です。

 

さそり座や冥王星について書く時、いつも思いだす映画があります。

「ゼロ・グラビティ」

 

全てをあきらめかけた主人公が、また再び立ち上がり自分の人生を生きる、まさに変容の物語です。

その中で主人公のセリフが印象的です。

「結果はどうあれ、これは最高の旅よ!」

 

木星がさそり座に滞在する一年間、そんな風に言える私でありたいと思います。