傷ついたヒーラーキロン

キロンという小惑星があります。

けっこう前にキロンについて書こうと思いながら、ちゃんと書いてなかったな~と(^▽^;)

どなたが呼んだか知りませんが「傷ついたヒーラー」キロン
ちょっとせつなく感じます。

キロンの位置は天王星と土星の間にあり
(木星と土星の間に入ることもあります)
12星座を一周するのに大体50年くらい。

彗星との説もあり、軌道も不安定で
いつか太陽系から飛び出してしまうかも。

キロン
ケイローン
とも呼ばれます。

私はキロンという響きが好きなので、こちらで呼んでいます。

キロンは「心の傷」や「トラウマ」を表します。
その傷を癒すことで、他者への癒しとして活用されます。

傷を負ったからこそ、他者への理解が深まりますものね。
「自分が辛い思いをして乗り越えたから、同じように苦しんでいる人に役に立ちたい」
そう思われて仕事にされる方も多いのではと思います。
それはヒーリングに限定されず、あらゆる仕事でもそうです。

ただこれが個人的な傷というよりは、世代的なものになります。
同じ世代は、皆同じ星座のキロンとなります。
位置的に社会的な土星と、さらに広いネットワークで繋がる社会の天王星の間にあります。

私は位置的に興味深く感じます。
太陽系を地球中心に見ると
月から土星までは実際に見える天体です。

天王星から冥王星までは肉眼では見えませんが、見えなくてもあります。
(そのうち冥王星より遠い天体も見つかるかもしれませんね)

月から土星までは顕在意識であり、見える世界、物質的世界
天王星以降は潜在意識であり、見えない世界、霊的な世界

見える世界の土星と、見えない世界の天王星の間にあるキロン

キロンが司る心の傷やトラウマというのは、もしかしたら天王星以降の意識への気付きなのかもしれません。

天王星以降の意識は、普遍的でもっと大きな自己
魂的な自分に気付くというのは、傷やトラウマを見つめることからなのかもしれませんね。

見えない世界に抵抗感だけでなく、怒りを感じる方は
このキロンが関わっている可能性もあります。

世代間の傷やトラウマと一口に言っても、たくさんあります。
例えば、リーマンショックやバブルの崩壊
そして戦争やテロや災害も。

そして命は続いているので、もっと遡れば
魔女狩りもあったし、アトランティスなど古代文明の時のもの
さらに宇宙戦争というところにもいくでしょうね。

今生きている私たち一人一人が、ソウルグループ代表として
さらに血族代表として、その傷を癒していくということも担っているのではと、私は考えています。

出生のホロスコープのキロンとアスペクトを持つ天体を通して、癒しの役割をするとも考えられます。
(出生にアスペクトがなくても、現在進行の天体トランジットでスイッチが押されることも)

私の場合は、キロンと月がスクエアですね。

蟹座の月なので、包み込む愛と共感です。
さらに12ハウスなので、見える世界と見えない世界の存在も関係なく、全てを浄化します。
この作用は1年前くらいから自覚しました。

これは自分の癒されていないところを、癒していくことを始めてから理解したことから始まりました。

癒しは見たくないところも見ることでもあるので、けっして楽なものではありません。
だけどどんなに闇でも、必ずそこに光があり
その光を見つけることで、また他者を照らす光ともなります。

キロンは1977年に発見されたものなので
今生きている私たちが、検証して確かめていくものなのでしょう。

地球も宇宙も変わりゆくこの時、今後のキロンの扱いも変化してくるかもしれませんね。
注意深く見ていきたいものです。

深くやさしく傷を洗い流す

ここのところ、海王星と木星が響き合っていて
心の中の闇の部分から、ぞわぞわ~っと膿み出しして
それをやさしく洗い流していくようなところ。
これは9月頭まで続きます。

これはどこまで心を決めて、奥深くまで突っ込むかですね。
もう自分の闇の部分を隠していても、滲み出てきちゃうし
なんだかじゃんじゃん脱がされるみたいな(笑)

それならいっそ積極的に闇を見つめて、光を当てていった方が
抵抗しながら脱がされるより
自ら一皮剥けた方がいっそ清々しいのではと感じます。

本当に人それぞれ、悲しみや苦しみ、いくつも受けた古傷
たくさんあるとは思いますし
できれば蓋をして見ないふりってしたくもなります。

癒しってとても時間がかかるし
インスタントにできるものでもありません。

少しずつ地道に進んでいくこと
そのことで底の奥の奥にあるもの
大切にしたい思いや、光が見えてくるのでしょうね。

もういろいろ隠しても出てきちゃうので
ここはハラをくくって、ありのままの自分で
世界に表現していくって感じなのでしょう。

海王星と木星コンビは、イイじゃん!やってごらんと
やさしく背中を押すようでもありますし。

さて私のホロスコープの話ですが
6日の下弦の月は私のキロンの真上で
さらに太陽は、私の月の真上でした。

私の月のサビアンシンボルは
「贅沢なダイニングホールで、客たちが大宴会の後リラックスしている」

月だけ見ると金星とインコンジャクトしているのもあって
めっちゃゆるゆる~
お腹一杯食べて幸せ~
あなたも食べなさいよっ美味しいんだから!
って感じなのですが

傷ついたヒーラーであるキロンとスクエアなんです。
私の月なんだか傷だらけみたいな。
(しかも12ハウスだし)

その傷だらけな月が、今の木星と海王星とグランドトライン。
許しと浄化の作用で
深いところの傷をじゃぶじゃぶ洗い流して
つるんとなって復活!!的な感じです。

だから親子の雛型のフリーダムディスティニーのセッションを受けたのかあと、一人で妙に納得したのでした。

しかも私は妥協せず、次の課題も来月にがっつりいきますし。

自分だと思ってたことって
実は自分ではなかった!と
癒しに取り組むと驚くことが多いです。

そしてこれが私なんだ!という感動もあります。
私が私であること
それは真に喜びなのでしょうね。

その私で大切な人と関わっていくから
喜びが倍々になっていく
うれしいことですね。

 

キロンという小惑星 こころの傷と癒しとやさしさと

キロンという小惑星があります。

 

基本的に小惑星は木星と火星の間にあるのですが

キロンは土星と天王星の間にあり

ちょっと他の小惑星と一線を画しています。

 

そのキロン、今射手座に入った太陽と響き合っているんですね。

 

キロンは心に負った傷、そして癒しを表しています。

 

誰でも人生の中での悲しみ、どうしようもないこと

あらがえないことに出会い、心に傷を負っています。

 

その傷、痛みは辛いものですが

その傷があるからこそ、やさしくなれる

自分の大事な人に、この傷を負わせたくない

傷だらけだからこそ、その分やさしさも知っているのだと思います。

 

個人のホロスコープでは、キロンは公転周期が長いので星座で見るよりは、ハウスで見ます。

そのハウスの領域は、魂が傷を負っているからこそ、他者へ癒しを与えるものとなります。

 

さて太陽と響きあうキロン

そして、魚座にある海王星は逆行を終了し

27日は魚座で上弦の月を迎えます。

 

心の傷、浄化、癒しといったキーワードが出てきますね。

 

癒されていない部分が多いと、人をシャットダウンしたり、時には暴力的になったりしてしまいます。

身体に出る不調も、目に見えない部分~こころや波動的なものからのものがとてもあります。

 

今まで持っていた心の重さも、軽くしていくことが大切ですね。

癒していくからこそ、かつての傷は人へ社会へやさしさとして活かせるのだと思います。

 

闇を見つめたからこそ、光として扱える

やさしさ溢れる社会

それは一人一人の心の平和から

 

良い人であろうとするのではなく

自然とやさしくなれる状態

そうありたいものですね。

 

だから傷はガマンしないで、自分で無理だと思ったらきちんと誰かに頼ることも大切ですね。